建築構造で防音性は変わる

その物件がどんな建築構造をしているかで、防音性は変わってくるといえます。
建築構造には、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートなど様々な種類があります。
そして防音性が高いとされている物件は、基本的には「鉄筋コンクリート」とされるような構造であることがほとんどだと見てよいでしょう。

そして似たような建築構造をしているとしても、壁などの作りで、防音性は異なってきます。
普通の物件と区別し、防音性を高めるための工事を行った物件を「防音物件」などと呼ぶこともあります。
防音工事を行う箇所としては、「床」、「天井」、「壁」、「窓」、「ドア」などがあげられます。
また物件の全室に防音工事を行うのではなく、一部の部屋のみに防音工事を行い、その部屋を「防音室」と呼んでいるような物件が多いようです。

防音工事を行うメリットとしては、やはり音が漏れにくくなることです。
また防音工事を行った部屋は空気や熱が逃げにくくなることから、保温効果も生まれる場合もあります。

デメリットとしては、普通の施工よりも防音工事のほうが費用が高額になる可能性が高いことがまずあげられます。
他にも温度が下がりにくいため、特に夏は普通の部屋以上に冷房を入れる必要があるかもしれません。
また空気が逃げにくいことから、定期的に換気を行ったり、換気設備が必要となったりしてきます。換気の設備によっては、それ自体が防音性も兼ね備えており、演奏中などでも使えるようなタイプもあるようです。

なお防音工事を行うと工事費がそのぶん余計に多くかかることもあるため、防音工事をした状態で「楽器相談物件」をうたうことは考えにくく、普通は「楽器可物件」と紹介する形となります。
そのため賃貸などで「楽器相談物件」と紹介されている場合は、防音工事はなされていない物件であると考えるのが自然でしょう。